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情報コーナー

●特別講座 vol.3

‘K子母さん’の‘産科講座’《京都会場》

昨年11月24日(月)に、『‘K子母さん’の産科講座』が開催されました。
ちょうど、『2008年度 松本岐子先生セミナー in Kyoto』に‘K子母さん’が参加されましたので、連休を利用して、セミナーの翌日に‘産科講座’をお願いしました。

 

大宮会場では、第1部、第2部とそれぞれ異なる日に、2回に分けて講座を持っていただきましたが、今回は、午前・午後に分けて、1日で行いました。

ほぼ全員が第1部、第2部両方に参加されましたので、午前の第1部は、「理論」、午後の第2部は「実技」に分かれ、流れが途切れず、大変理解し易い内容となりました。
偶然、妊婦さんが参加者されていたので、その方がモデルになり、より、実践的な講座になりました。(大宮会場でも妊婦さんがモデルになりました)

『医道の日本』誌12月号にも、巻頭座談会に「参加領域に取り組む鍼灸師たち」という記事が掲載されていました。
産科にも、ようやく鍼灸が浸透してきた…、と大変嬉しいです。

‘K子母さん’のお話や実技は、『医道の日本』誌とは、また、違った内容もあり、非常に興味深かったです。
逆子治療はもちろんのこと、陣痛付け、出産時の逸話など、リアルな出産現場のお話に、長時間の講座にもかかわらず、参加者も最後まで熱心に受講されていました。
思い出に残る印象的な出産のお話では、‘K子母さん’も思わず涙ぐむシーンもありましたが、こんな感動的な鍼灸治療は、産科ならではと思います。
妊娠前から出産の準備は始まっており、鍼灸師だけではなく、一般の女性にも、是非、このようなお話を聞いていただきたいと感じました、

現在、産科医が不足しているとのニュースが流れていますが、先日、産科医が足りないことについての様々な試みを行っている病院を、テレビで取り上げていました。
産科医に、複数の助産師がつき、実際のお産は助産師が行い、緊急の場合に、産科医が手助けをするというような病院でした。

そのため、この病院では、他の産科より多くの出産があるそうです。
産科医の2つの目、それに、助産師の2つの目…、計4つの目で出産を見守ると、出産のリスクが減り、出産を増やすことができて、産科医不足と少子化問題が改善していく…というような内容でした。

ただ、非常に残念なことには、もう2つの目…、そう、鍼灸師が加われば、妊娠中のケアやアドバイス、妊婦さんに優しいより自然な出産ができるのではと強く感じます。
‘K子母さん’は、産後の出血など、様々な状況に、鍼灸は非常に効果があると言われます。
妊娠出産に、6つの目が注がれれば、素晴らしい結果が得られるのではと思います。

長野潔先生が常々言われていた「鍼灸の地位向上」に少しでも貢献することが、私の夢ですが、その夢の一つに、4つの目を6つの目にすることが、私の夢に一つ加わりました。
鍼灸の素晴らしさをアピールすることが、私のできることの一つです。
「I have a dream!」ではなく、「I have dreams!」です。

女性鍼灸師諸君、頑張って下さい!!

次回の‘産科講座’は、しばらくお休みとなりますが、機会がありましたら、また、‘K子母さん’に、更にアップした治療を講義していただきたいと思っています。

乞う、ご期待!!!




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