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情報コーナー

●長野式研究会・尚古堂便り
Vol.13 ‘臨床応用講座’から

去る6月29日に‘臨床応用講座’が行われました。
5月3日・5月25日に行われた‘実技講座’の問診表とカルテをテキストにして、それぞれの症例にコメントをしていく講座ですが、実際に治療した内容に対してのアドバイスですので、臨床に則した講座です。
臨床上、繰り返しよく経験するパターンも出てきますので、すぐに役立つ内容と思っています。
少々、我田引水ですが、私の最も力を入れている講座であり、多くの方々に参加して欲しい講座です。
会員の方からも要望の多い‘臨床懇談会’を開講する時間がありませんので、現在、それに変わる中級程度の講座として位置づけています。

また、‘臨床応用講座’は、‘実技講座’に参加された方だけと思われている方もいますが、‘基礎講座’を修了された方はどなたでも何度でも参加できますので、是非、お出かけ下さい。

‘実技講座’では、毎回、大変興味のある事例に遭遇しますし、実技を通して、鍼灸の面白さに改めて気づかれる方もおられます。
これが、私の講座を続けたい強い動機になっています。

◎‘実技講座’で、胆嚢の反応が顕著に出ていた方に、胆嚢の家族歴を問うと、聞いたことがないと答えられました。
後ほど、‘臨床応用講座’で、父親が胆石を持っていると言われました。
◎問診票に胸部不快感と書かれていた方が、‘実技講座’で治療後、その後、愁訴が全く発症しないとの報告がありました。
‘基礎講座’を修了しただけの方でも、これだけの効果がでます。
◎会員としては長い方なのですが、ご自身の治療院では、患部治療が主という参加者がおられました。‘実技講座’の後、本格的に「長野式治療法」・「キー子スタイル」を取り入れて治療したら、小脳変性症が改善した…、唾液のでない患者さんの唾液が出るようになった…、と嬉しそうに話されました。
◎握り拳3個ほどの子宮筋腫が、2個ほどの大きさになった…、と報告された方がおられます。
半分くらいになったら、症例報告を書きますとのこと。今から楽しみです。

このように、今まで、「長野式治療法」・「キー子スタイル」を学んできたが、何となく自信が無くて、実際に臨床には使用していなかったという方が、少なからずおられます。
‘実技講座’に何度か参加し、「キー子スタイル」の手技で、治療穴を押圧すると所見の圧痛や症状が本当に変わることを実際に体験し、日常の治療に応用し、その効果に改めて驚くと、治療が飛躍的に向上します。

以前に、ドイツに長く住まれて、ずっと、そこで鍼灸治療をされている方が、‘実技講座’に参加されたことがあります。
通常は、‘基礎講座’修了者のみが‘実技講座’の参加資格ですが、海外在住ということもあり、長野潔先生や松本岐子先生の著書、あるいは、ビデオで長く学んでいるから…、と言われるので、特別に‘実技講座’の参加を許可しました。
しかし、見ると行うのでは大違い!
‘実技講座’で実際に取穴をすると、所見がなかなか改善しません。
厳しく取穴することが出来ていませんでした。
‘プレ実技講座’や‘実技講座’に参加された方々からの声で一番多いのが、厳しく取穴する重要性です。
深谷伊三郎先生も、「経穴は効かすもの…」と語られています。
「キー子スタイル」での取穴の厳しさを会得していただくのも、‘プレ実技講座’や‘実技講座’の重要な目的の一つです。

Kさんというベテランの会員の方が、毎回、‘実技講座’や‘臨床応用講座’によく参加されます。
ペアとなった参加者が、何でこんなに上手な方が参加するの?…と不思議がるほどの腕前です。
松本先生のセミナーにも、難しい患者さんをモデルとして連れて来られ、治療困難な病気ほど、治療に燃えるという、頼もしい方です。
経済的なことより、治療の面白さに取り憑かれている非常に頼もしい方です。
時間のあるときには、帰りにお茶を飲んで色々とお話ししますが、非常にレベルの高い話しをされ、私の方が多くのことを学ばせて頂いています。
多くの鍼灸師が、この方のような情熱を鍼灸に傾けることができれば、長野潔先生の夢であった「鍼灸の地位向上」は、夢ではなく現実となるのに…、といつも感じます。
このような方が、《長野式研究会》を支えてくださり、鍼灸界に明るい未来を与えてくださると、感謝しています。
Kさんのような方を輩出できる‘基礎講座’‘実技講座’‘臨床応用講座’でありたいと、強く思います。

次回、「大宮会場」は2009年1月25日(日)、「京都会場」は2009年3月8日(日)はに開講します。
参加ご希望の方は、ご連絡ください。ご案内などをお送りいたします。
また、これからも‘臨床応用講座’に参加を希望される方は、ホームページに講座日程をアップしますので、ご覧下さい。
ご参加をお待ちしています。

村上 裕彦 2008年08月




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