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情報コーナー

●長野式研究会・尚古堂便り
Vol.7 講 座 報 告 (4)

◇‘K子母さんの「産科講座」’… 大好評!!

2月17日(日)に開講された‘K子母さんの「産科講座」’第一部・第1回は、10月29日(月)午後1時より、メールと電話で募集しました。

初めての試みに、どうなるか非常に心配しましたが、予想以上の申込みがあり、募集開始後、すぐに定員になったほどの人気でした。
また、内容も、その期待を裏切らない素晴らしい講座でした。
私の講座では、キャンセルがあることが多いのに、1週間、日程を間違えた方が一人だけで、他全員が参加されました。

内容の、ほんの一部をお知らせしましょう。
お産は、月の満ち欠け、潮の満ち引き、低気圧など、自然界の影響を非常に受けるそうです。
大潮の時は、良い陣痛があり、引き潮の時は、胎児はゆっくり降りてくるのだそうです。
NHKの「プロフェッショナル」で、助産師を取り上げたことがありますが、なかなか産まれないときに、やはり、カレンダーで潮の様子を見ていました。
そして、「赤ちゃんは、産まれ易いときに産まれてくる」のだそうです。
女性は、宇宙の一部であり、自然と一体化している存在であるとつくづく感じます。
歩かない、夜更かし、パソコンや携帯で眼を酷使するなど、自然に逆らう生活をしている女性は、自然分娩は難しくなってきます。
(眼と子宮は、同じ「肝」に属します。眼を大切にして、子宮にパワーを蓄えて!とも言われました)

「羊水・胎盤は、黙して語る」とのお話しもありました。
最近、ある歌手が羊水に関して述べたことが話題になりました。
でも、羊水は、昔は透明だったのが、今は、昔ほど透明ではないことがあるそうですし、最近の胎盤も、しっかりしていないものが少なからず見られるそうです。
それらは、現代生活に深く根差しているようです。
また、冷蔵庫とクーラーが、女性を自然分娩から遠ざけたということもあり、9月は難産が多く、猛暑の夏の10月や、寒さの1〜2月も難産が多くなるそうです。
「冷房費はケチっても、暖房費はケチらない!」
乳児の胃に優しいものを母親が食べることが重要であり、赤ちゃんには、それを嗅ぎ分ける能力があるのだそうです。

赤ちゃんが、母乳を飲むのを拒んだら、『お母さん、あなたの食べ物に問題があるのかも知れませんゾ』
まだまだ、食事や生活の注意が山ほどありましたが、次世代を本当に豊かなものとするには、女性の生き方がそれを左右するのでは、そして、男性は、出来る範囲で、それをサポートすべきと感じました。
長野潔先生も、「女性は、食事の陰徳を積むべきです」とよく言われていました。


逆子の治療も、単に逆子というだけではなく、胎児の背中がどちらを向いているか、あるいは、完全な逆子ではなく横位になっている場合など、いくつかのパターンがあり、それによって、施灸の総数や、位置が変わる……、有名な「至陰」だけではなく、「キー子スタイル」を取り入れた「膏肓」や、その前処置として、「長野式治療法」の「屈伸」の変化球など、臨床家ならではのお話しを、多くご披露下さいました。


本当に盛りだくさんの講座でしたが、妊娠出産に立ち会う鍼灸師という立場だけではなく、出産を予定している多くの女性に知って貰いたい内容でした。

妊婦さんを診ていない鍼灸師でも、本来の女性の生き方に対して、適切なアドバイスができるのではと感じました。
如何ですか。ほんの触りだけですが、内容が濃いでしょう!
本当の素晴らしさは、是非、ビデオでご覧下さい。


今回は、以後の講座のために、知っておいて欲しい知識など、基本となる考えや治療を主に講義されたので、時間の関係で、実技が少なくなってしまいました。
お話しの途中でも、‘陣痛付け’という言葉を始め、出産に関わる用語が何度もでてきましたが、次回は、少し実技を多く交えて講義していただけるとのことで、具体的な‘陣痛付け’なども、触れて下さるのではと、期待しています。
また、こんなことも聞いてみたいということがありましたら、こちらにご連絡下さい。
‘K子母さん’にお伝えしますので、より、皆さんに興味ある講座になると思います。


同様の第一部・第2回の講座が、5月4日に開講しますが、既に定員となり、キャンセル待ちとなっています。
今年中に、第一部・第3回を予定していましたが、第1回の参加者が、もっと早く次回の講座を受講したいとのことで、‘K子母さん’に頼み込み、上述しましたように、より上級の第二部の‘産科講座’を今年中に開講したいと計画しています。
今回は、北海道や関西から参加された方がおられ、また、次回も鹿児島や関西から参加される方がおられます。
できれば、今年か、来年早々に、京都会場でも開講したいと‘K子母さん’と相談しています。

また、第一部・第2回もキャンセル待ちとなっていますので、来年になるかと思いますが、第一部・第3回も開講したいと考えています。
まだ、日程は決まっていませんが、参加を希望される方は、ご連絡下さい。
参加者が集まりましたら、‘K子母さん’に、依頼するつもりです。

 ※‘産科講座’のビデオは、何度か第一部を行い、その中で、一番まとまっているもので作りたいと思っていますので、ビデオのご案内は、しばらく後になる予定です。
  申し訳ございません。

   鍼灸って、素晴らしい!!・・・・そう思いませんか。
   故長野潔先生と松本岐子先生・・凄い!!・・と感じませんか。
     そして、その治療法を受け継ぎ、自分のものとして更に向上させていく鍼灸師が生まれているのをみると、鍼灸の将来に、曙光の兆しを感じます。



村上 裕彦 2008年3月




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