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●長野式研究会・尚古堂便り |
Vol.8 講 座 報 告 (5) |
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お陰様で、《大宮会場》では、3月9日開講の‘前期:基礎講座’が定員となりました。 9月21日(日)開講の‘後期:基礎講座’も、ほぼ定員となり、現在、キャンセル待ちとなっています。
《京都会場》の‘基礎講座’も、定員となりました。 大宮会場・京都会場共に、キャンセルが出次第、ご連絡いたします。 また、キャンセル待ちのまま、参加できなかったときには、来年度の大宮会場‘前期:基礎講座’、京都会場‘基礎講座’の参加予約として、そのまま受け付けます。 また、来年度の参加予約も始まっていますので、参加ご希望の方は、お申し込み下さい。
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◇‘松本先生の著書を共に学ぶ講座’− 300ページを越えました |
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2004年2月29日に開講した‘松本先生の著書を共に学ぶ講座’も、大宮会場は、今年3月で48回を数え、323ページまで和訳が進みました。 ほぼ、毎月1回、約2時間半の時間に、7ページ前後和訳します。 このペースが続くと、A4版466ページの大部の著書も、あと20余回、来年末には終了予定です。
2006年11月、このホームページの「長野式研究会・尚古堂便り」:Vol.1では、200ページを越えました…、と、‘松本先生の著書を共に学ぶ講座’のご紹介をしましたが、あれから、1年4ヶ月、更に、300ページの大台を越えました。 「Slow and Steady」、コツコツと続けるということは、素晴らしい効果に繋がると、つくづく感じます。
以前の記事に、もう少し、開講のお話しを付け加えたいと思います。 (重なる部分がありますが、ご容赦ください) 最初は、一人で、少しずつ訳そうと思っていましたが、一人では、恐らく…、いや絶対に、挫折していたでしょう。
また、妻の甥が、プロの翻訳家ですので、著書を送って和訳を依頼してみました。 しかし、余りにも専門用語が多く、単なる医学系でしたらまだしも、鍼灸となると、全くその知識の無い者には、無理とのことでした。
岐子先生の凄さを知っている方は、どうにかこの著書を読みこなしたい、読みこなした暁には、相当、治療の腕が上がるに違いないと確信していましたが、多くの方は、私と同じような考えを持たれていました。
「村上さん、この著書を訳す講座をしませんか? してくれれば、著書を買います」と、随分言われましたが、学生時代に英語を苦手とした私が、皆さんの前で、そんな恐ろしい講座が出来るはずがありません。
そんなときに、いつもの私の講座が終了した後、長野式研究会のスタッフのIさんとOさんとで、食事をする機会がありました。 3人で食事をしながら、岐子先生の著書について話していました。 お互い、「凄い本だネ」、「これが、松本先生が教えられる海外の教科書として使用されるなんて、羨ましいネ」、「日本でも、『長野式治療法』や『キー子スタイル』を取り入れていない治療家でも、勉強すると良いのに…」などと話が弾みました。
そんな中で、「会員の中から、翻訳する講座をして欲しいとの要望があるけれど、私の実力では無理だし、誰か、他に訳す講座をしてくれる人がいないかな…」、と私が話すと、パソコンオタク(失礼)のOさんが、「パソコンで解剖学用語や経穴名などを中心に、粗訳をしてみましょう」と言われ、Iさんが「若い頃、海外青年協力隊で、海外から日本に来られた外国人に、色々と通訳をしたりしていました。お手伝いできるでしょう」とのこと。私も、昔、学習塾で中学生に英語を教えたことがあり、拙いながらも文法はどうにかなる…。 この素晴らしい著書を、このままにしておくのは、本当にもったいない。少しでも分かれば、それだけで財産になる。 「三人寄れば文殊の知恵」とばかり、3人で、‘松本先生の著書を共に学ぶ講座’の構想を実現させました。 実際に始めてみると、講座に参加された方の中には、古典が得意だったり、様々な治療法をされている方もおられ、皆さんからのアドバイスや助けによって、どうにか続けてくることができました。
まさに、‘松本先生の著書を共に学ぶ講座’となっています。 第1回を15名で始めた講座も、現在では40名近い参加者となり、年々増えています。
ここまで続いたのも、何と言っても、著書の内容が素晴らしいことです。 このホームページの「ご挨拶」にも書きましたが、長い間、誰にもその治療の凄さを認められず、単なる地方の名人…くらいにしか見られていなかった長野潔先生。 「長野式治療法」の神髄を、初めて発見し、矢のような質問を浴びせた岐子先生に、長野先生は非常に喜ばれ、今まで語ることの無かったことを、岐子先生に伝えました。 そのような事柄が、「〜」と長野先生は言われた…、長野先生によると「〜です」…などと、著書の随所に書かれています。 「長野式治療法」を学ぶ方には、必読の書です。
また、「長野式治療法」を、岐子先生が独自の治療法に再構築された「キー子スタイル」は、非常に分かり易く、この場合は○△、こうなったら◇▽、などと、遭遇するであろう様々な場合を想定して、それぞれに手順が書かれています。 その他にも、間中先生・河合先生など、岐子先生が学ばれた多くの先生方の治療も、盛り込まれています。
更に、『医道の日本』誌でもお馴染みであり、豊富な臨床から導かれた独特な古典解釈も、多く書かれています。 講座での和訳の途中では、私が、長野潔先生や松本先生から学んだことやエピソードなども加えていきます。 参加された皆さんの前で、関連したことを少しでも話しておけば、それがどこかで残って、伝わっていくと思っています。
この著書の訳が終わったときには、「長野式治療法」と「キー子スタイル」のプロになって頂きたいと願っています。 ‘松本先生の著書を共に学ぶ:ダイジェスト講座’の進度は、講座の回数が少ないため、‘松本先生の著書を共に学ぶ講座’より、遅れています。 今からでも、ダイジェスト講座に参加され、少しでも「キー子スタイル」を学んで欲しいと願っています。(進度は、「講座情報」をご覧下さい)
しばらく、翻訳も出版される予定がありませんので、早く参加されて、明日の臨床に、即、生かせる「キー子スタイル」を学んで頂ければと思います。
松本先生の著書も、いよいよ2冊目が発売されます。 この講座も、1冊目が終了した後にも、まだまだ続きます。 今からでも、是非、ご参加ください。
講座が終わると、すぐに次回の講座のための訳が待っています。 これが、大きな悩みの一つですが、楽しみに待っておられる参加者を思うと、またまた、老体にムチが入るのです。
ア−、もっと英語を一生懸命学んでおくだった… |
村上 裕彦 2008年3月
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