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情報コーナー

●長野式研究会・尚古堂便り
Vol.73 Merry Christmas 他

◆Merry Christmas !

‘Merry Christmas !’
今日は、クリスマス・イヴです。
世の中では、様々な欲が渦巻き、殺し合いやら騙し合い、命より金…、殺伐とした空気が漂っています。
せめてクリスマスの時くらい、穏やかな愛に満ちた一時を過ごしたいものです。
  《京都・新大阪会場》広報担当 − クコ


◆‘プレ実技講座’と‘実技講座’、そして、‘臨床応用講座’

10月〜11月にかけて、‘プレ実技講座’の前期と後期、各3クラスずつが開講されました。
今までの‘プレ実技講座’は、‘基礎講座’で学んだ処置法を中心に、色々な経穴の効果や使用方法などを取穴をしながらお話ししてきました。
しかし、取穴は理解されても、実際の臨床に処置法をどのように使用してよいか理解できない場合が多く、‘実技講座’では、患者モデルを前に考え込んでしまうことが多く見られ、どのようにしたらもっと理解して頂くか、長年の悩みでした。
今年からは、内容をガラリと変え、私が日常の臨床で行っている代表的な治療の流れをコンパクトにいくつかにまとめ、細かい経穴の効果などは後回しにして、その治療パターンを覚えて頂くようにしました。
すると、治療そのものに触れることができますので、パターンに適合した所見では、クロスチェックによりいくつもの所見が一度に改善し、参加者の皆さんも、「ウッソー…、硬かった所見が、一つの取穴によって、こんなに柔らかくなるなんて、そして、いくつもの所見が改善するなんて信じられない…!!」と、驚いていました。

‘基礎講座’では、私が実技を行ってクロスチェックで様々な所見が取れていくのを見せますが、少々眉唾物と思っていた方が、実際に、‘プレ実技講座’で自ら取穴をし、クロスチェックによって自らの手で所見の変化を感じ、モデルからも「10の痛みが3くらいになりました…」というのを聞いて、‘基礎講座’の村上の実技がウソではなかった!と実感するのでしょう。
‘基礎講座’の最後の方の実技をそれほど熱心に見ずに、そそくさと帰ってしまった方が、「エッ!鍼灸ってこんなに効果があるだけではなく、即効性があるんだ!凄い!感激!」と感じて、早速、来年度の‘スキルアップ実技基礎講座’に申し込まれていきました。
鍼灸師としてそれほど経験が長くはなかったのでしょうか、クロスチェックが魔法のように感じたようです。
その感激した姿を見ると、私も教える嬉しさが込み上げてきます。
今回は、‘ゆずるクリニック’・‘中宿玄晏堂鍼灸院’に勤務されている7名の皆さんに助けて頂き、ほぼマンツーマンでジックリ指導できたのも、効果がより実感できた理由の一つかと思います。
7名の皆さん有り難うございます。

‘プレ実技講座’に続いて、12月11日・18日・23日と、‘実技講座’を3クラスに分けて行いました。
今回は、講座直前に、Aクラスでは6人、Bクラスでは4人、Cクラスでは5人が病気やら都合によりキャンセルとなったために、通常は、2人一組で7組〜8組で行いますがが、今回は、3組〜5組となり、いつもより各組を廻っていく時間が長く取れジックリ指導することが出来ました。

また、いつもは初めての実技で要領が分からず、問診や所見の取り方、治療などに時間がかかり、2時間を越してしまうこともあり、これも、以前からの悩みでした。
今回は、問診の時間15分、所見を取る時間15分、腹側の治療40分、背側の治療20分、合計1時間30分と区切り、オーバーすると「ハイ、もう腹側の治療に入って下さい」と急かし、時間配分を考えて治療を行って頂くことも学びの一つとしました。
そして、今回は、‘プレ実技講座’で治療をいくつかのパターンに分けたために、それ程抵抗なく治療に入って行けたのではと思います。

今回の‘実技講座’では、「胃の気」だけで腹部所見がほとんど取れるような症例や、2歳のときにぶつけた頭の傷の治療によって、主訴を含む様々な所見を改善した症例や、魚の目の治療が奏効した症例など、興味ある症例が非常に多くありました。
これらの症例の特に興味あるものやよく診られる症例、覚えておきたい考え方の例などを、予診表とカルテをテキストにして、‘臨床応用講座’でお話しします。
興味のある方は、是非、ご参加下さい。

《臨床応用講座》
◎テーマ:◇‘実技講座’の内容一般について
      ◇個々の治療についてのチェック、質疑応答など
◎期 日: ’17年 2月26日(日)
◎時 間: 午前10:00〜午後4:45  (受付開始 午前9:45)
◎会 場: 大宮ソニックシティ 604号室(6階)
◎会 費: 8、000円 ( 午前・午後 共に参加 )
    ☆午前のみ参加 3、000円    ( 午前10:00 〜 午後12:30頃 )
    ☆午後のみ参加 6、000円    ( 午後1:30頃 〜 午後4:45頃 )

   ※参加ご希望の方は、ご連絡下さい。ご案内などをお送りいたします。


◆付 記

直前になって病気でキャンセルされた方が、こんなに多い年は初めてです。
鍼灸師は、特に身体が資本の仕事です。
そして、心身共に負担のかかる仕事でもあります。
年の瀬が迫って、お忙しいこととは思いますが、くれぐれもご自愛下さい。

‘実技講座’のAクラスは6名でしたが、そのうち5名が親が糖尿病で、そのうちの一人が両親共に糖尿病、そして、親が糖尿病でない残りの一人は、糖代謝が非常に危ないレベルで、糖代謝の治療で多くが改善していました。
この方が、この家系の糖尿病の祖とならなければよいのですが…。
年末年始、暴飲暴食の機会の多い時期ですが、「右関門」や「右期門」の圧痛が発現したり増すことのないよう、ご注意下さい。

村上 裕彦 2016年12月




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