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●セミナー情報
vol.11 


凄いゼ!「キー子スタイル」

前回の「セミナー速報(Vol.10)」で、臨床実技モデルに「C型肝炎からの肝硬変と食道静脈瘤」の患者さんが出られたとの報告をしました。
この患者さんのその後の経過が、セミナーで松本先生の指導を受けられた鍼灸師から送られてきました。
その内容の凄さにビックリです。
まずは、ご一読下さい。

『食道静脈瘤の改善について』
74歳、女性。
【初診】2008年3月28日
【主訴】C型肝炎、肝硬変、食道静脈瘤2ヵ所。
【経過】
2008年8月 … 肝硬変が進行している。
2008年11月 … 胃入り口2ヵ所の静脈瘤が、赤くタラコのように膨らんでいる。
   「赤さが、もっと赤紫色になったら、破裂防止のために手術をする」と言われた。
2008年11月23日 … 松本先生のセミナー《京都会場》で、モデルとして治療を受ける。
2009年2月23日 … 胃カメラ・超音波により、静脈瘤の赤味が無くなり、タラコが白く、少し小さくなっている。
  ※医師談:‘脾臓が腫れている。仕方のないことで、一過性のものである。
    変化していることを(鍼灸師)に伝えて下さい’とのこと
2009年3月中旬 … 別の病院でも、同上の結果がでる。
 ◎全身的に色々あるが、1年前とは比較にならない程、楽になり、周囲からもその変化に驚かれる程、元気になった。
 ◎薬は、鍼灸治療開始時から服用していない。
  (本人の意志であり、治療した鍼灸師は、服用中止を勧めていない)
 ◎主治医は、モデルと親しい仲である。
 ●鍼灸師からの電話では、肝臓などの検査結果も、改善しているとのこと。

鍼灸で、食道静脈瘤が小さくなっていくとは、素晴らしいではないですか。
松本先生が、故長野潔先生に「先生、○△の治療は、何をしたらよいですか?」という質問をされると、長野先生は、「そのような病気は、今までに診たこと無いですネ…」と答えられることがよくありました。

日本で、‘鍼灸’というと、一般的には、‘肩・腰・膝’の治療や運動器疾患を連想される方が多いかと思いますが、アメリカでは、そのような固定観念が無いので、西洋医学のように医療として捉える方のほうが多いようです。

ですから、松本先生のお話を聞いていると、ありとあらゆる病名が出てきます。セミナーでも、そのお話から非常に多くの病気に対して、治療の経験があることが分かります。


精神医療センター・鍼灸科のある病棟の前の桜です
神奈川県立精神医療センターで、毎週火・金曜日に「キー子スタイル」でウツ症の治療にあたっています。
新年度で、新しく医師や看護師が入ってこられ、先日、歓迎会が行われました。
その席で、新しい医師が「鍼灸で、器質的疾患も治るのですか?」というお尋ねがありました。
鍼灸で器質的疾患も治る旨お話ししますと、非常に不思議そうなお顔をされていました。
松本先生のセミナーで治療を拝見すると、今までの鍼灸の概念がひっくり返される衝撃を受けます。

関西では、鍼灸学校が閉鎖されたところが出てきたそうです。
ただ、‘肩・腰・膝’や運動器疾患を主に扱うだけでは、鍼灸師の急増と共に、共倒れになることは必須の事と思います。
(‘肩・腰・膝’でも、そのバックグラウンドに、重要な疾患が隠れていることは多々ありますが、そのバックグラウンドが分からなければ、意味がありません)
「キー子スタイル」のように、器質的疾患に効果のある鍼灸治療を行えば、鍼灸の将来は安泰です。

    凄いゼ! 「キー子スタイル」!!!
            鍼灸って、素晴らしい !!!!


                            そう思いませんか。


いよいよ、松本先生のセミナーです。
今回は、どんな治療法が披露されるか、乞う、ご期待!



村上 裕彦 2009年04月




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