






・My Family ・セミナー情報 ├ vol.19 ├ vol.18 ├ vol.17 ├ vol.16 ├ vol.15 ├ vol.14 ├ vol.13 ├ vol.12 ├ vol.11 ├ vol.10 ├ vol.9 ├ vol.8 ├ vol.7 ├ vol.6 ├ vol.5 ├ vol.4 ├ vol.3 ├ vol.2 └ vol.1
|
 
●セミナー情報 |
vol.12 |
|
『第11回 松本岐子先生セミナー in Japan』 速 報 |
|
4月19日(日)、『第11回 松本岐子先生セミナー in Japan』が開催され、大盛会のうちに、無事終了することが出来ました。 これも、皆様の熱意の賜物と、心より感謝いたします。 海外からは、アメリカ本土・ハワイ・カナダ、日本国内でも、沖縄・北海道からの参加者があり、「キー子スタイル」への関心が伺われました。
今回は、昨年の京都会場のセミナーと同様に、メインテーマを『鍼灸臨床わが三十年の軌跡』P127〜P129の「(1)腰仙関節部、椎間関節部、仙腸関越部、及び、股関節部の痛み、緊張、強張り、引攣に対する処置」でした。
長野潔先生の著書は、処置法や症例などが、事実そのままに、淡々と書かれていますので、うっかりすると、そのまま読み過ごしてしまうようなことが多々あります。 それを、松本先生は目ざとく見つけ、自らの臨床でその効果を確かめ、セミナーで披露して下さいます。 松本先生は、長野先生の著書を、我々に、分かり易く生きた治療として、提供して下さいます。 今回も、そんなセミナーでした。
また、主訴が、「恥骨・仙骨・腸骨の痛み」の実技モデルの方には、昨年度の「交感神経緊張抑制処置」を一緒に使用しましたが、このような場合には、特に効果があると言われました。
特にサブテーマはいうのはありませんが、偶然、実技モデルになった方々の症状や愁訴が重なると、その症状や愁訴に対しての治療法が幅広く出てくるようになり、一つのまとまった治療法が学べます。
昨年11月の京都会場のセミナーでは、眼疾患の患者が重なったために、サブテーマが、「眼疾患治療」とタイトルをつけてもよいのではと思えます。 今回も、偶然、耳鳴り・難聴などの患者さんが2人出たことにより、サブテーマは、「耳疾患治療」になったのではと思います。
参加者から、ご自身、あるいは、参加者が診られていて、病気や症状が中々改善しない患者さんを、実技モデルとして募集し、先に、松本先生にその方々の問診票を送っておきます。 その中から、メインテーマにふさわしい、あるいは、興味ある患者さんをピックアップしてセミナーの臨床実技に臨まれます。
「小脳変性症」の患者を診ている方から実技モデルの応募がありました。 問診票をご覧になり、「1回で変化させるのは難しいけど…、果たして、セミナーにふさわしい患者かどうか?」と、セミナー前に松本先生から問い合わせがありました。 最近、鍼灸でも少なからず診られる患者さんであり、治療の方針を示してくれるだけでも良いから…と、治療を依頼しました。 治療後、足を揃えてもまっすぐに立てるようになり、夫と帰るときにエレベーターまで見送りましたが、その時、夫が、歩く姿勢や速さが確かに良くなっていますと、大変喜んでいました。 松本先生は、治るとは言えないが、治療を続ければ、少しでも進行を遅くし、これ以上悪化しないようになることは可能では…、と言われました。
用意されていた5人の実技モデル患者の治療が終了し、質問になりました。 スタッフは、松本先生が質問を受けている間に、治療道具を片付け始めました。 質問者自身の五十肩様の治療法を教えて欲しい…、との質問でしたが、松本先生は、壇上に出ていらっしゃいと言われ、質問者の治療を始めようとしました。
慌てたのは、治療道具をしまい始めたスタッフです。 急きょ、ベッドを整え、治療再開です。
五十肩というのは、五十と言われるように、更年期に関係があることがあるとのこと。 愁訴は消失し、一件落着です。
その後も新たな質問が続き、スタッフは、再度、治療道具を片付け始めました。 質問者が、会場から愁訴の位置を示しているのですが、松本先生によく通じないので、私が質問者に「松本先生の所に行って、その部位を直接見せては…」と促したのが間違い?の元。 また、松本先生が治療を始めると言われ、片付けた治療道具をまたセッティングです。 でも、この緊急事態に落ち着いてスタッフは対処し、後で、松本先生は、スタッフのチームワークとフットワークの良さを、しきりに感心していました。 (こんなドタバタも、もう一つのビデオの見所です)
よく松本先生は私に言います。 「村上、お前は鍼灸の実力は大してないけど、良い人材を見つけてくるのには感心するゼ。」 セミナーの成功は、‘会場の決定’と‘適切なモデル’、それに何と言っても‘良きスタッフ’です。 この質問者は、同じくご自身のメマイでしたが、治療後、この方もメマイがありません。
治療後に、更に、今朝起きたら目が赤く充血していたとも訴えたので、松本先生曰く「ここは、赤目?のツボよ」と治療を加えられました。 (‘赤目のツボ’…?、ビデオでのお楽しみ)
熱心な参加者に応えるように、松本先生の方も、予定を1時半過るほどの、迫力でした。 凄いゼ! 「キー子スタイル」!!! 鍼灸って、素晴らしい !!!! と実感する、本当に、実り多いセミナーでした。
今回も、「長野先生が、〜とおっしゃった…」「長野先生が臨床で使われていた…」というフレーズが何度も聞かれました。 松本先生のセミナーも、故長野潔先生と共に行ったセミナーを加えると、23回になります。 毎回、長野先生から松本先生に継承された治療法が次々と途切れることなく披露されます。 如何に、長野先生が松本先生に「長野式治療法」を伝えたかったかを感じさせられます。 メインテーマとサブテーマ、それに、長野先生から教えられた膨大な治療法…、セミナーで得られる知識は、「長野式治療法」の宝庫とも言うべきものです。
… 春は桜の頃、大宮で、熱気溢れて鍼灸の凄さを感じる‘動’のセミナーを … が終了しました。次回は、 … 秋は紅葉の頃、京都で、神髄を深くジックリ学ぶ‘静’のセミナーで … です。
今年11月29日(日)に『2009年度 松本岐子先生セミナー in Kyoto』が京都会場で開催されます。 乞う、ご期待!!! 是非ご参加ください。お待ちしています
来年度の大宮会場は、まだ会場が取れず未定ですが、会場が決まり次第、ホームページにアップします。また、各講座やセミナーのビデオ頒布のご案内で、お知らせいたします。 今回のセミナーのビデオ頒布ご案内は、6月下旬〜7月中旬頃にお送りする予定です。 このご案内は、《長野式研究会》の会員登録をされている方にお送りいたします。 もし、会員登録されていない方で、案内をご希望の方は、お送りいたしますので、その旨、ご連絡ください。
|
Copyright(C) wkey 長野式研究会 All rights reserved. |