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●ニュース&アラカルテ |
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東日本大震災の折には、‘Tシャツ募金’として、皆様から暖かいご寄付を頂き、甚大な被害のあった長野県の栄村と朝日新聞、日本赤十字に送金致しました。 (この詳細は、‘ニュース & アラカルテ:Vol.21’を参照下さい) その後も、‘Tシャツ’を購入し寄付をしたいとのお申し出があり、また、尚古堂では、受付に募金箱を置いておきましたところ、治療費のおつりを、そのまま募金箱に入れて下さる患者さんも多く、今年になり10万円を越えました。
以前から、寄付先をどこにしようか決めかねていました。 大震災後、飼い主の見つからない、あるいは、仮説住宅暮らしや遠方に引っ越してしまい、飼えなくなってしまった犬や猫の保護を献身的に行っている団体に寄付をしようかと思っていましたら、先日、『通販生活』誌の中に、無料で甲状腺検査を続けておられる、福島県平田村の「ひらた中央病院」の記事がありました。
福島県では2011年10月から甲状腺の検査を開始し、36万人の子供達を2年半もかけて検査することにしましたが、子供の健康を心配する親にとっては、そんなに待ってはいられません。 そこで、親は、民間の病院に連れて行きますが、県の検査を実施している福島県立医科大学に遠慮してなのか、検査を受け付けない病院もあったとのことでした。 (何でも、上の方を見て自粛してしまう、日本の悪い癖!)
そこで、「ひらた中央病院」では、2012年の11月から甲状腺検査を開始します。 (開始までに、甲状腺治療で有名な‘伊藤病院’に指導をお願いし、検査方法や結果の分析などを学ばれたそうです) 福島県では、最初の1次検査では超音波検査(5分)のみですが、「ひらた中央病院」では、その3倍の時間をかけ、血液検査や尿検査は、県では2次検査からですが、「ひらた中央病院」では、1次検査から行っています。 県では、子供の超音波検査の結果は、保護者がわざわざ情報公開請求をしないと、我が子の検査結果でも入手することができません。 県の検査と「ひらた中央病院」の検査の違いや対応など、怒りを覚えるほどに違いがあります。 検査機器の購入や放射能対策専従職員の人件費などで、これまでの3年間で約6億円かかり、これからも毎月1千万円のコストがかかるそうです。 国や県へ、何度も援助の申請をしたそうですが、勝手にしていることに援助はできないと断られてしまったそうです。 無料で行っているこれらの検査を続けるためには、一般の方からの支援が必要となり、カンパをお願いしています。 『義を見てせざるは勇無きなり』という言葉があります。 国は、‘勇’が無いのでしょうか。
もっと内容を書き加えたいと思うのですが、もし、ご興味のある方は、2014年夏号の『通販生活』(¥180)を‘カタログハウス’社に問い合わせてご購入下さい。
未だに、汚染水や汚染物質の処理施設さえ定まらない、あるいは、毎日増え続ける汚染水のコントロールさえできない現状に、「アンダーコントロール」などとノー天気なことを平気で口にするトップ、甲状腺疾患の不安や仮設住宅住まいの不便で不安定な生活を余儀なくされている被災者に対して、平然と「金目でしょう」と言える金持ちのボンボン議員や、早く金儲けをしたい東京電力はじめ原子力村の厚顔連中…に比べ、何という人間性の違いでしょうか。
今回は、この「ひらた中央病院」に、「カタログハウス」社を通して、10万円送金致しました。 ご協力頂き、心よりお礼申し上げます。 引き続き、細々とですが、寄付をしていきたいと思っていますので、ご協力頂ければ有り難いです。
一昨年の12月に、沖縄県鍼灸師会:学術講演会にお招き頂き、実技を交えてお話しをしてきましたが、有り難い事に、昨年12月も再度お招き頂きました。 講演会のお招きの打診がありましたときに、まだ、会場は未定とのことでした。
その頃に、《長野式研究会 & w-key net》の講座に参加下さっていた方が、沖縄の鍼灸学校の教員をされており、沖縄県鍼灸師会:学術講演会をその鍼灸学校で開催できないかと、その方に問い合わせたところ、二つ返事で快諾下さいました。 代わりにというのではないですが、鍼灸師会の講演後、もし、生徒さんがご希望でしたら、引き続いて、生徒さんを対象に講演しても宜しいですが…と提案しました。 東京周辺などでは、いくつもの学術大会や講演会、研究会などが、毎週のように開催され、受講者も、選り取り見取りの状態で参加されていますが、沖縄では、その機会が非常に少なく、大歓迎です…とのことでした。
多くの生徒さんが、休日にも拘わらず参加され、熱心に聴講下さいました。 講演が終わってから、生徒さん達と一緒に飲み会に繰り出し、久しぶりに若者達(戸籍年齢ではなく、ハートの年齢)と大いに飲み熱く語り合いました。 講演に出かけても、講演後に、この様に話し合うことは、今まで全くありませんでした。 将来の日本の鍼灸界を担う若者の本音の一端も聞くことができ、本当に有意義で楽しい一時を過ごすことができました。
故長野潔先生は、大阪や東京からは遠い大分に住んでいらっしゃいましたから、沖縄の皆さんと同じように、学ぶ機会が少なく、参加したい講座には、夜行列車で行かなければならなかった…とおっしゃっていました。 当時は、飛行機などは選択肢にはなく(大分空港は、未だ無かったでしょう)、新幹線も無い頃でしたから、長野先生が講座に参加されるのは、体力も時間も費用も、現在の比では無かったでしょう。
東京に住んでいらっしゃる方が、「大宮は遠いので、東京都内で講座をして欲しい…」と依頼してきたことがあります。 東京・大阪、あるいは、その周辺では、余りにも便利すぎ、講座にも恵まれすぎているので、長野先生や沖縄の皆さんの状況が想像できないのではと思います。
大宮の講座に、青森から参加下さる方がおられます。 沖縄で先生をされている方も、時折、参加下さいます。 先生が、各地の様々な講座に参加し、自らが学び、それを学生さん達に伝えるのだそうです。 ‘有り難い!’です。
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