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情報コーナー

●ニュース&アラカルテ
vol.50

‘美容鍼’を始めました!?

‘美容鍼’なんぞというものは、全く関心が無く、患者さんから
「先生の治療院では、‘美容鍼’はやっていないのですか?」というような
質問があると、「甘い物を避ければ肌の艶が良くなり、
鍼灸治療で次膠に灸頭鍼をすれば女性ホルモンが多く分泌され、
暖かく豊かな心を持てば表情も豊かになります」と答えて、‘美容鍼’を
する意志は全くありませんでした。(長野潔先生は、次膠は
女性ホルモンの分泌活性化をすると言われ、患者さんには、化粧のノリを
よくするツボですと答えられていました。年老いた女性でも、
「先生、今日も化粧のノリの良くなるツボをやっといてネ!」と
要求するのに驚いたことが有ります)

70歳を超えた女性…というよりもうすぐ後期高齢者という患者さんからも
‘美容鍼’について聞かれたことが有ります。
主訴は膝痛でしたが、それよりも‘美容鍼’の方に感心があり、
年齢に関係の無い女性の‘美’への欲望には、アゼンとしました。
私自身は、全く美容には関係なく、あるいは、関心もなく人生を過ごしてきた
私の祖母は、「男は、外見に気を使ってはいけない。遠くから見ても
男と分かれば良い。そして、清潔であれば良い」と言っていました。

この様な教えを‘金科玉条’のように守ってきましたから、結婚した後で、
昔を知る友人から真っ先に服装が変わったことを指摘されました。
妻が私の服装をチェックし、着せ替え人形のごとくに私の着たことも
ないような服で固めてしまいました。
 20歳代後半の患者さんが来院しています。
主訴や随伴症状として、体調不良や顔のニキビ、
頭痛、便秘、肩凝り等々様々な症状があります。
背景には、大きなストレスや食事の偏り(甘い物が好きです)、
生活習慣の乱れなどがあり、また、今までの生きてきた人生の状況や
トラウマもあります。
精神処置、扁桃(小さい頃扁桃腺の手術をしています)処置、?血、
解毒、胃の気、DLPFC、糖代謝、腎の気水穴…、基本的な処置を中心に、
所見により必要な治療を加えていきます。

若い女性ですので、顔のニキビのことを非常に気にしています。
解毒や?血、糖代謝、ホルモンなどの処置をしていますが、生活習慣や
糖摂取などを自ら改善することが難しく、症状の改善は進展していない状況でした。

ちょうど、パチパチとダイオードリングの販売をした後でしたので、
パチパチを使用した‘河合式美顔法’を思い出し試してみることにしました。

‘美容鍼’後の彼女の意見では、肌がしっとりして気分が良いとのことでした。
顔のニキビの写真は、定期的に撮っていたので、何度か‘美顔法’を
試したのち過去の写真を比べてみると確かに改善しているとのことでした。
この様な場合、‘美顔法’で確かに改善したのですが、
恐らく、今までの治療がベースにあったからとも考えられます。
また、少し前から生活習慣なども少しずつ改善しつつありましたので、
それも有ったのかも知れません。

‘河合式美顔法’の治療方法は、
攅竹・耳門・瞳子膠・顴膠・地倉・素?・承漿、
それに効果があると聞いたことのある陽白に円皮鍼を保定します。
別に、精製水とスタッフに頂いた‘美顔法’で使用する化粧水を
混ぜたものに、紙のパックをたっぷり浸し、取り出してから水分が
少し残るくらいまで絞り、顔に乗せます。
その上にアルミ箔のパックを載せ、何ヵ所かテープで留めます。
アルミ箔に、三点バイパスコードの赤クリップと青クリップで挟み、
黒クリップをパチパチの後ろに挟んで上記の経穴のある付近の
周囲にパチパチを放電します。
放電後、黒クリップをアルミ箔に挟み、これを5分毎に2〜3回
繰り返します。
終了後は、円皮鍼を取り除き綿花でパックされていた顔を拭いておきます。

私は、今後も美顔のための‘美顔鍼’はするつもりはありませんが、
鍼灸のみの治療で改善が診られない、精神的に顔にこだわりのある場合、
逆に、顔のニキビや湿疹が他の症状などに関係していると考えられる
ような時に、‘美顔鍼’を使用しようと思っています。

いくら女性が美顔に関心を持っていても、刃物の入る美容整形は
傷治療ともなりますので、余りお薦めはできません。
その傷が、何に影響するか分からないからです。
そして、首から上の手術は、頭部?血を発症するかも知れません。

ロシアのプーチンも若返りの整形をしているとの噂がありますが、
今回のウクライナ侵攻も、顔に施した若返り整形により頭部?血を発症し、
凝り固まったような精神異常をもたらしたのでは…?
と推測しているのですが…。
いちど、プーチンの百会に触れてみたいものです。


このマスクの下に美顔が隠れているとは…




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